いちごの苗の準備は6月から始まります。次のシーズンの苗を取るため、イチゴのランナーを伸ばします。
7月中旬になると、ランナーの先に新しい苗がついてきます。それを切り取ってトレイに挿していきます。
8月は苗が病気にならないよう注意深く見守ります。また、毎日水やりをして、元気な苗に育つよう古い葉っぱや伸びてくるランナーをとります。
元気に育った苗を9月中旬から下旬にかけて、植えます。植えたばかりの苗は細く、これから体を作っていかなければなりません。
10月になると細かった苗もしっかりしてきて、葉っぱも大きくなります。そして蕾ができ、花をつけます。花が咲くと大忙しなのがハウスに住んでいる蜂たちで す。毎日休むことなく花粉を集め、受粉してくれます。
そして11月から始まるのが電照です。苺に春を感じさせ、日の短い冬の間でも実をつけてくれるよう夜中に電灯を点灯します。
12月に入ると本格的に収穫が始まります。完熟の果実だけを毎朝収穫します。
6月の下旬ごろまで収穫が続きます。その間は収穫、苗の手入れ、温度管理など毎日いちごと向き合う日々が続きます。